自分の音域の調べ方スマホだけで地声と裏声を測る手順と、表記の読み方
好きな曲が歌えるかどうかは、まず自分の声の範囲を知ると考えやすくなります。道具がなくても、スマホがあれば調べられます。
音域とは、声で出せる低い音から高い音までの範囲
音域は、あなたが声で出せる一番低い音から、一番高い音までの範囲です。「低いソから高いラまで」のように、ドレミで言うと分かりやすくなります。
ひとつ気をつけたいのは、一瞬だけ出せた音と、曲の中で何度も楽に出せる音は違うことです。測るときは、無理なく伸ばせる音を目安にすると、曲選びに使いやすくなります。
もうひとつは、地声と裏声を分けることです。
地声は、普段話すときの声です。裏声は、ふわっと軽く抜けるような声です。
カラオケで「サビが届かない」と感じるときは、地声の上の方が足りないことがよくあります。分けて記録しておくと、あとで曲を選ぶときに役に立ちます。
スマホだけで測る手順
ウタメキの音域チェックは、スマホのマイクで声の高さを読み取ります。声は端末の中だけで処理し、送信も保存もしません。
手順は3つです。
- 地声で低い方へ「あー」:普段の話し声の高さから始めて、ゆっくり低くしていきます。
- 地声で高い方へ「あー」:力を入れすぎず、楽に出せるところまで上げていきます。
- 裏声で高い方へ「あー」:軽い声に切り替えて、ふわっと上げていきます。
ウタメキでは、ほんの一瞬だけ出た音は数えません。しばらく安定して続いた音だけを結果に使います。
のどに力が入ったり、声がかすれたりしたら、その手前で止めて大丈夫です。
ピアノアプリで自分で確かめる方法
鍵盤のアプリがあれば、自分の耳でも確かめられます。
- 話し声に近い高さの鍵盤をひとつ鳴らします。
- その音に合わせて「あー」と伸ばし、同じ高さに聞こえるか確かめます。
- 一つずつ低い鍵盤に移り、声が出にくくなる手前の音を、低い側の目安にします。
- 高い側も同じように、一つずつ上げていきます。
音が合っているか分かりにくいときは、チューナーのアプリを一緒に使う方法もあります。
ただ、数字を追いかけて声を張りすぎないようにしてください。目的は記録を伸ばすことではなく、今の声を知ることです。
音域表記の読み方(mid1G、hiA など)
カラオケの曲情報などでは、「mid1G〜hiA」のような書き方を見かけます。これは、音の高さを「区分」と「音名」で表したものです。
- アルファベットは音名です。C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ。
- 前の記号は、高さの区分です。低い方から、low、mid1、mid2、hi、hihi の順に上がっていきます。
少し分かりにくいのは、区分の切れ目がドではなくラ(A)にあることです。
たとえば mid2 は「mid2A」から始まり、「mid2G#」で終わります。その次のラが「hiA」です。そのため、同じ区分の中で「ド」が「ラ」より高い、ということが起きます。
見本で並べると、次のようになります。
| 見本の言い方 | カラオケの表記 | 国際的な表記 |
|---|---|---|
| 低いソ | mid1G | G3 |
| 真ん中のド | mid2C | C4 |
| 高いラ | hiA | A4 |
| もっと高いド | hiC | C5 |
国際的な表記では、ドで数字が1つ上がります。真ん中のドが C4 です。
どちらの表記でも、鍵盤の位置に置きかえると、同じ音を指しています。
ウタメキでは、まず「低いソ」「高いラ」のような言葉で結果を出し、カラオケの表記は補助として小さく添えています。
測った結果を、曲選びに使う
結果が出たら、一番高い音だけで曲を選ばないのがコツです。曲の一番低い音にも目を向けて、両方があなたの範囲に入るかを見てみてください。
- 高いところだけ届かない曲は、カラオケでキーを下げる方法があります。
- 低いところで声が消える曲は、キーを上げると歌いやすくなることがあります。
- 両方はみ出す曲は、今は無理をせず、別の曲から試すのも一つの考え方です。
声の調子は、時間帯や体調でも変わります。今日の結果は、ひとつの目安として受け取ってください。
何日かあけて測り直すと、自分の声の「いつもの範囲」が見えてきます。
のどの痛みや声のかすれが続くときは、練習を休んで、医療機関に相談してください。