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音痴の治し方原因を知って、音程を合わせる練習を少しずつ

音痴を直すために、机に立てたスマホと向かい合って歌う人

カラオケで歌うと、なんだか音程が合っていない気がする。録音を聞き返すと、自分の声なのに別の曲みたいに聞こえて、人前で歌うのがこわくなる…

この記事では、音程がずれる理由を知ってから、音を合わせる練習を少しずつ進める方法をまとめました。

「音痴」という言葉は強く聞こえますが、歌の音程がずれやすい状態を指すことがほとんどです。練習の順番を工夫すると、合わせやすくなることがあります。

音痴とは、音程がずれやすい状態のこと

聞いた音の高さと、出した声の高さが少しずれている様子を、2本の線で示した図

音痴は、歌の音程が、本来の高さから外れやすい状態をいいます。多くの場合、「耳で聞いた音」と「自分が出す声」の高さがずれていることが関係すると言われます。

音程だけでなく、リズムがずれる場合もあります。拍より早く入ってしまう、のびる音を短く切ってしまう、といった形です。

ここでの説明は、歌の練習のための目安です。医学的な判断をするものではありません。

音程が合わない原因は、大きく4つに分けて考える

音程がずれる原因の4つ(聞き分けにくい、声が合わない、声域の外、力み)を顔のイラストで示した図

一般に、音程が合わない理由は、次のように分けて考えられることが多いです。

  1. 音を聞き分けにくい
    2つの音のどちらが高いか、同じ高さかどうかが分かりにくいタイプです。
  2. 聞こえているが、声が合わない
    ずれていることには気づくのに、声をその高さに持っていけないタイプです。
  3. 声域の外で歌っている
    曲の音が、自分の楽に出せる範囲より高い、または低いタイプです。声が届かず、音程が外れて聞こえます。
  4. 緊張や力みがある
    人前で歌うときや、高い音の前で体が固くなり、声の高さが不安定になるタイプです。

ひとつだけでなく、いくつかが重なっていることもあります。自分がどれに近いかを知っておくと、どの練習から始めればいいかが選びやすくなります。

自分でできる、音痴かどうかの確かめ方

録音、鍵盤、音域チェックの3つで、自分の音程を確かめる方法を示した図

「音痴 診断」と調べる方も多いのですが、まずは自分でできる確かめ方から試してみてください。どれも数分でできます。

  1. 録音して聞く
    好きな曲のサビを1回だけ歌って、スマホで録音します。原曲と聞き比べて、ずれる場所をメモします。
  2. ピアノアプリで1音を鳴らして合わせる
    話し声に近い高さの鍵盤を1つ鳴らし、「あー」と同じ高さで伸ばします。合っているか分からないときは、録音して聞き比べます。
  3. 声域の外で歌っていないかを見る
    音域チェックで、自分の楽に出せる範囲を測ります。曲の音がその外にあると、音程が外れやすくなります。

録音で「ずれている」と気づけた方は、2つめのタイプに近いかもしれません。気づけることは、練習を進めるうえでの大事な手がかりです。

測った範囲より高い曲ばかり選んでいた、という場合もあります。そのときは、練習より先に、曲やキーを変えるだけで歌いやすくなることがあります。

自分の音域をチェック(約1分)

音程を合わせる練習は、1音から少しずつ

1つの音、2つの音、3つの音と、少しずつ音程を合わせていく練習の流れを示した図

音痴の直し方として、いきなり1曲を通して歌うより、短い単位で音を合わせる練習を重ねるほうが、ずれに気づきやすくなります。どれも1日5分ほどが目安です。

  1. 1音を合わせる
    ピアノアプリで1音を鳴らし、口を閉じて「んー」とハミングで合わせます。合ったと感じたら、「あー」に変えて伸ばします。
  2. 2音・3音の上下を合わせる
    ド→レ、ド→ミ→ドのように、となりあう音を上下します。鳴らす→まねる、を交互に繰り返します。
  3. 短いフレーズを合わせる
    好きな曲の中から、2〜3秒くらいの短いところを選びます。原曲を聞く→歌う、を何度か繰り返します。
  4. 好きな曲の一部を歌う
    サビの最初だけ、など範囲をしぼって歌い、録音して原曲と比べます。

ハミングは、口の形を気にしなくていいので、音の高さだけに集中しやすい練習です。どの段階でも、合わせにくいと感じたら、ひとつ前に戻って大丈夫です。

キーを合わせるだけで、音程が安定することもある

キーを下げると、苦しい高さから楽な高さへ移ることを示した図

音程が外れるのは、音を聞く力の問題とは限りません。曲の高さが自分の範囲に合っていないと、声が届かず、結果として音程がずれて聞こえることがあります。

そんなときは、カラオケのキーを下げたり上げたりして、曲を自分の範囲に寄せてみてください。音域チェックの結果を使うと、キーをいくつ変えればよいかの目安を出せます。

キーを変えるのは、歌いやすく歌うための、ふつうの工夫です。原曲キーで歌えないことを気にしすぎなくていいんですよ。

力みや緊張をほどく

机に立てたスマホの鍵盤の画面と向かい合って、音に合わせて声を出す人

ひとりだと合うのに、人前だとずれる。そんな方は、緊張や力みが音程に影響していることがあります。

肩やあごに力が入ると、声の高さが安定しにくくなると言われます。歌う前に、肩を上げてストンと落とす、口を軽く開けてあくびをする、といった動きで体をゆるめてみてください。

ボイトレ教室で伸ばしやすいこと

ひとりの練習では、ずれていることに気づけても、どちらにどれだけずれているかまでは分かりにくいことがあります。

ボイトレ教室では、先生がその場で声を聞き、「今、少し低いです」と、ずれをすぐに教えてもらえます。 音を聞いてから声で返す練習を、先生と一緒に繰り返すことで、耳と声のつながりを作りやすくなります。

多くの教室には無料体験があります。自分が4つのタイプのどれに近いかを、先生に聞いてみるのもひとつの方法です。

まずは今の声の範囲を測って、歌いたい曲がその中に入っているかを確かめるところから始めてみてくださいね。

自分の音域をチェック(約1分)

よくある質問

音痴は大人になってからでも直せる?

練習で音程が合いやすくなる人は、大人にも多いと言われます。1音を合わせるところから、短い時間で続けてみてください。

自分が音痴かどうか、どうやって判断すればいい?

録音した歌を原曲と聞き比べる方法が、取り組みやすいです。ずれている場所に気づけるなら、それを手がかりに練習を進められます。

練習しても音程が合わないときは?

まず、曲が自分の音域の外にないかを確かめてみてください。それでも合わせにくいときは、ボイトレ教室の無料体験で、先生にずれ方を聞いてもらう方法もあります。

聞こえ方そのものに不安があるとき、のどの痛みやかすれが続くときは、耳鼻咽喉科などの医療機関に相談してください。

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